美濃焼・碧(Aoi)コレクション
器のつくり手を訪ねて
2023.08.25
料理家も愛用する、魅力ある器はいったいどのようにつくられていくのか? Salaスタッフが窯元を訪れ、器ができるまでのプロセスをご紹介いたします。
日本有数の陶磁器の産地、岐阜県の東濃地方。 陶土と水に恵まれた美濃地域は、焼き物の産地として1300年もの昔から今日に至るまで、職人の手によって確かな技術が継承されています。 美濃焼の特徴は、伝統を継承しつつも時代にあわせて新しい手法を取り入れ独自の発展を遂げてきたこと。 街を歩くと窯の煙突が見られ、時間をかけて培われた焼き物の歴史を感じることができます。
Salaで取り扱っているM.STYLEブランドのアイテムは美濃地区で生産されているものが多く、美濃ならではの多様な技法を活かして 商品開発を行っています。中でも「碧(Aoi)」「茜(Akane)」「SWEETS PALETTE(スウィーツパレット)」は釉薬の塗分けを得意とする窯元にて生産されています。 今回は美濃の駄知町にある窯元を訪れて「碧(Aoi)」コレクションが作られていくプロセスを写真とともにご紹介します。
[生地づくり]
釉薬との相性を見て2~3種類の土をブレンドしてオリジナルの土を作成しています。
[成形~素焼き]
機械に土を入れて、圧力をかけて回転させることで生地が成形されていきます。 機械から外して棚に並べて、素焼きをし生地の水分を飛ばします。
[施釉と塗分け]
素焼きをした後に、釉薬を刷毛で手作業で塗布します。
内側に撥水剤を塗布する事で美しく塗り分けができるようになります。
[本焼成・窯出し]
窯に詰めて、1300℃~1400℃で25時間~30時間程度(焼成方法によって異なる)本焼成をすることで、 化学反応が起こり鮮やかで深みのある美しいブルーカラーが出現します。 なるべく個体差が出ないように、季節や天候に合わせて細かな調整を行います。 焼成後はひとつひとつ検品を行い、確かな品質が保証された商品をお届けしていきます。
フラットなプレートに釉薬の塗分けを施すことで、まるでリムプレートのような料理の盛りつけを楽しめるデザインは、 碧(Aoi)コレクションならでは。職人さんの確かな技術によって生み出される唯一無二のコレクションです。
塗り分けが美しい美濃焼の商品をチェック
M.STYLE/碧(Aoi)
M.STYLE/茜(Akane)
M.STYLE/スウィーツパレット(SWEETSPALETT)